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吉澤 道夫; 辻村 憲雄*
保健物理, 36(1), p.18 - 23, 2001/03
2001年4月からICRP1990年勧告を取り入れた新しい放射線障害防止法令が施行される。この改正法令では外部被ばくモニタリングに関しても、用いる線量の意味の変更等が行われた。これを受けて、外部被ばく線量の測定・評価マニュアルの改定が行われた。本報では、新しいマニュアルに関して、改正法令による主要な変更点である、(1)1cm線量当量等と線量換算係数(場のモニタリング量と個人モニタリング量の区別,換算係数変更の影響)、(2)1cm線量当量等の測定(サーベイメータや個人線量計の対応)、(3)個人モニタリング(3mm線量当量と眼の水晶体の線量評価,体幹部不均等被ばく時の実効線量の算定など)に焦点をあてて、変更の内容とその影響について解説する。また、場のモニタリング、測定器の校正及び線量の記録についても簡単にふれる。
村上 博幸
Isotope News, 0(502), p.58 - 59, 1996/00
本報は昨年12月に開催された第5回関東主任者セミナー(日本アイソトープ協会、放射線取扱主任者部会関東支部主催)の概要報告である。同セミナーにおいては、IAEAの基本安全基準(BSS)の解説および昨年改正された放射線生涯防止法令等の要点説明の二件の講演の他、放射線安全管理Q&Aと題する討論会が実施された。本報では、講演およびそれに関連した質疑応答の内容、討論会での討論の内容の概略を紹介する。
村上 悠紀雄*
電気化学, 31, 350 Pages, 1963/00
さて実際にアイソトープを使用するとき、どのような問題があるか考えよう、国際的にはICRPの勧告が最も権威あるものとされており、わが国でもこれにのっとりいわゆる「放射線障害防止法」という法律がだされており、それにいくつかの関係法律が公布されている。したがってこれによっている場合まず障害のおこるようなことはない。しかし研究の特殊性や研究室の諸般の事情などにより完全にこの法律によりおこなうことがむずかしい場合がおこる。しかしあくまでもその精神は自己ならびに関係者から放射線の障害を防止し、公共の安全をはかり、また放射線にまったく無関係ない人々まで対象として安全をはかっていかねばならない。